2008年3月15日土曜日

『ラスト・イニング』あさのあつこ

DVDを観る前にようやく『バッテリー』完結編である本作を読みました。

あのVIでの新田東対横手の試合以降が描かれています。ただし、視点は瑞垣。瑞垣のための補完かもしれません。それにしても瑞垣と門脇、瑞垣と海音寺という3年生メンバーは面白いです。

このシリーズを読む度に自分は中学の頃こんなに色々考えたり悩んだりしていただろうか、と思い返したりするのですが、覚えていないだけで当時はそれなりに考えていたんだろうなぁというところに到達します。それでも何かに打ち込んでいる分、やはり彼等の考え方や成長には及ばないのですが。

それでも登場人物の一人一人に共感する部分があったりなかったり。門脇はちょっと違うかな(笑)。あんまり執着心むき出しは無かったので、どちらかというと瑞垣タイプかも。巧と豪のようなバッテリーという存在は残念ながらいなかった。しんどいけど羨ましい。

春からドラマが始まるわけですが、爽やかかつ、是非内面ももっと描いていただければ、と願うばかりです。ジャニーズの起用が若干心配ですが(あんまり知らない子なので)。

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